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薬剤師だけの肩書きから、一応自信を持ってジャズシンガーがついたのは、当時東京在住だった、1995年アポロンから出した初リーダーアルバム『恋はボサノバ』をリリースしてからです。
東京ではマーサ・三宅氏などに師事。音楽活動としては約10年間自己バンド/『キッス・ファンティム』のリーダーで活動し、メンバーのピアノとドラムは、現在、日野皓正バンドのレギュラーメンバーに、ベースは上妻宏光バンドなど受け持つ人気ベーシストに、テナーサックスの三木俊雄は、FM東京の人気音楽番組を8年も担当継続中、今年2月、自ら率いるフロントページ・オーケストラの初リーダーアルバム『ハーモニー・オブ・ザ・ソウル』をリリース。
私は2000年、このメンバーで『キッス・ファンティム/2000回のキッス』というアルバムをリリースした直後体調を崩し防府に帰郷。
現在、ドラッグストアー『くすり・岩崎チェーン』勤務。NHK文化センター講座『ぶんちゃんのポップス&ジャズ』講師、KRY山口放送ラジオ『ぶんちゃんのTea Time Jazz』パーソナリティーをしています。お陰さまでこのラジオ番組はこの4月から3年目に突入です。視聴率も山口放送NO.1アナウンサーのラジオ番組と同じぐらいになったそうです。
私は、自分自身の中にいわゆる‘異業種交流’ってものを持ってしまったわけですが、無心でジャズと無我夢中で取り組んだことによるたくさんの人との出会いやトップアーティスト達の素晴らしさ・人への思いやり、また、一流とは何か、そして本当のOnly Oneは、自らの大変な努力で得るものだと教えられました。もちろん薬剤師は、地味ではあるけれど、しっかりと医療の一翼をにない、社会になくてはならない存在です。薬は身体を癒し、ジャズは心の栄養剤です。 |