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2015年08月14日
大寺 和美さん/とくやま元氣隊○(えん)代表
私が市民活動を始めたのは2000年1月です。
子育ての終わった主婦がただ集まってお茶飲みしながら、グチを言ってても何も変わらない。それどころかまちはだんだん活氣がなく衰退し始め、私たちも年をとるばかり。「これじゃあ、ダメよね。何かしよう。」がきっかけでした。
当時48才の私は自宅で中学生のための寺小屋塾を主宰し、お茶飲み仲間は他塾の先生たちと母親でした。「元氣のあるまちでないと、元氣な子どもたちは育たない」せめて私たちから元氣を発信しようと思い、とくやま元氣隊○(えん)を立ち上げました。
規約も会費もなく、参加者が会員。いつでも辞められる、お世話係が6〜7名のなんともゆる〜いサークルです。にもかかわらず、15年も続けてこれたのは、常に問題意識を持ち、解決に向けて素早く企画・発信・実践し、それに共感してくださる皆さまがいらしたからです。
活動内容は、時と共に変わってきましたが、現在は「まど・みちお」さんの広報活動を継続しています。旧徳山に生まれ、昨年2月に104才で他界された「ぞうさん」の作詩者です。詩人であり、絵も描かれるふるさとの偉人です。歌は知っていても、それと「まど・みちお」がつながらない市民が何とも多いことに、市主催の100才の記念事業に参画して気付きました。まだまだやりたい、やらねばならないことはありますが、徳山駅南北自由通路が「ぞうさんのさんぽみち」というネーミングに決定したのは大きな喜びです。私もこの愛称で応募しました。
次に、誘われて始めたフラダンスですが、先生の発案で10周年記念事業としてチャリティーを開いたところ、生徒たち(平均年令70才)が満席の会場でライトを浴び、嵐のような拍手に心が奮い立ち、毎年開催し、今年は9回目を迎えます。1枚1,000円のチケットを約100人の生徒が1,300枚以上手売する、趣味のサークルから社会貢献団体に成長しました。
今までに軽車両3台、車椅子5台、東日本大震災の起きた4年前には、「宝塚みたいね」と言いながら、昼夜2回公演を行い125万円を寄託。また、2年前の10月には、福島県南相馬市にメンバー12名が訪問視察し、震災遺児支援に70万円を贈呈しました。その他必要なところへの寄付や物品を贈り、収益金は850万円を超えました。
チャリティーの際の私は、ステージで踊るどころではありません。81才の先生が「これが最後ね!」と言われるまで、この素晴らしい事業の裏方です。これもひとえに広告主や寄付者、チケット購入の皆様のおかげです。一人の思いが大きな支援の輪になりました。
娘が結婚し、ボチボチばぁばになる日を思いながら2004年に塾を廃業、市民活動とボランティア活動に専念。出会いと交流を楽しみながら、大切なものを伝え、育てる−『ライフワークは人づくり、まちづくり』をモットーに、日々元氣に活動してきました。
ふるさと愛に満ちた『元氣カルタ』(山口、下関、周南版)、食の大切さ、生命に感謝する『カルタde食育』と4作つくり、自費出版の山口・周南版は市内の小中学校へも寄贈しました。3作目の『周南元氣カルタ』は還暦記念にするつもりで製作している時、大震災が勃発したので、収益金(現在444,000円)はすべて義援金として寄託。完売するともう少しできるのだけど・・・。いつになるかしら?
一方、塾の先生をやめた私ですが、学習支援ボランティアとして、まちの教育者であり続けたいと願って活動しています。またNPO法人山口県アクティブシニア協会の婚活支援部会のスタッフとして、未婚の男女の成婚に尽力しています。少子化対策の一助と若者への教育が目的です。(笑 フッフッフッ)障がい者の自立支援にも関わりながら、これもまた教育です。
最後に、ぜひ皆さまにも広めていただきたい活動は、着物の素晴らしさを伝えることです。私の母は和裁の先生、伯母が京染店主でした。着物の環境も関心もある私ですが、面倒くさいので、母や私の普段着は洋服にリフォームしてきました。
母が亡くなった後、思い出の着物にハサミを入れることがはばかられ、「よし!着物を着て歩く風景になろう」を思い、『着物を着て楽しくやろう快』という別の市民活動サークルをつくりました。美術館や文化会館、その他イベント等にもできるだけ着物で出掛け、日本の誇るべき民族衣裳で生活を楽しんでいます。女に生まれた特権を活かした私の役目は、受け継いだ着物を娘から孫へと引き継ぐことです。
このように、色々な活動が続けられるのは健康だからです。もちろん食生活が基本にあり、理解ある協力者、人生最大のパートナーの夫の支えがあるからです。私の妹は17年前43才で他界しました。
Q:健康になって何するの?
A:生きてる自分を活かすと、生かされる!
いつまで現役で、ピンピンコロリと天寿を全うできるかが私のこれからの課題です。
mission
passion
action
fashion さらなるinnovationをめざして
私は、元氣の氣は「メ」ではなく「米」を使います。
カルタにも「元氣の源(もと)は米にあり」と読んでいます。日本人の主食は米です。
畑仕事中に、口から出てきた私の人生テーマsong
♪寝てる場合じゃありません
さあ、できることから始めよう
ひとり一人の元氣がまちの元氣を創り出す♪
出会いの縁が広がって、大きな豊かな○(えん)になる
そんな社会にしたいなぁ
(解説)お金の円じゃない、心の豊かさ、人つながりの○(えん)
重ね重ね、今回のご縁に感謝感謝です。
投稿者 green_heart : 2015年08月14日 09:30