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2006年11月17日
上田まり子さん/日本刺繍工房「毬」
今月は、日本刺繍工房「毬」の上田まり子さんをご紹介します。
【 プロフィール 】
上田 まり子
山口光市浅江5-13-11
TEL: 090-7776-7999
URL: http://www.geocities.jp/mari1950_marikoueda/
E-mail: mari_sisyuu@yahoo.co.jp
【 経歴 】
18才で「日本刺繍」に出会いました。
結婚により、山口県光市へ移り住む事になりましたが、
子育てが一段落した頃より、遠ざかっていた「日本刺繍」を再開しました。
又、日本和装コンサルタント協会にて、数年間活動しました。
1995年に「草乃しずか先生」と出会い、
福岡県で開かれることになった教室へ通うことで、
・今までの常識を覆す様な色彩感覚
・新しい技法
・教室に於ける指導要領
等々、短い期間にいろいろと学ぶことが出来ました。
この頃より、下松・中国新聞文化センター星プラザにて教室を始めました。
2003年に日本刺繍協会・会長の「大西繁治先生」と出会い、
長年の夢であった繍仏を始めることが出来ました。
その作品を刺す過程に於いて、
・細い糸を使った繊細さの表現
・特殊な糸の作り方、使い方
・古典的な糸使い
等々、只今も引き続き知識、技法の修得に励む日々を送っております。
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■ 最近の活動
昨年は、愛知県・愛地球博の催しに参加し、16羅漢の掛軸を展示しました。
今年は、長野県・一茶記念館での展示会に、
16羅漢の掛軸と帯(鹿の図柄)を出展しました。
現在、下松・星プラザと柳井・中央公民館に於いて教室を設けております。
初めての土地で日本刺繍を再開した事により、
多くの素敵な出会いに恵まれましたが、
これからも、日本の伝統工芸である「日本刺繍」を少しずつでも
広げて行ければ嬉しいですね。
■ 「日本刺繍」について
「日本刺繍」について簡単に述べておきます。
仏教文化と共に、5世紀ごろ大陸より伝わってきたと言われています。
始めは、信仰の対象としての繍仏、又、皇室の御用品など
特定の物に製作していました。
安土桃山時代に入り、時代を反映して小袖や能装束などに
使用する繍糸や様々な技法が自由に駆使されるようになりました。
江戸時代に入り、技法も洗練されデザインも円熟して来ました。
明治時代に入ってからは、海外からの影響も受けるようになりました。
又、女学校教育の中で刺繍科が創設されたのも、この頃からのようで、
昭和15年頃まで女学校で正課となっていました。
現在では、伝統的な衣装の他、壁掛や屏風など絵画風の繍も作られています。
投稿者 green_heart : 2006年11月17日 10:53